売る娘たち クラスメイト海君の場合


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クラスメイトの海君は、どこか不思議な存在だった。成績は平均的で、友達もいる。でも、彼の雰囲気にはいつもどこか影があった。

そんな海君には、誰にも言えない秘密があった――。

ある日、ふと開いた裏アカウントの投稿が目に飛び込んできた。
「今日はこの人とお泊まりです!かっこいい人でよかった〜」
見覚えのあるチョーカーとピアス。
隣の男性と自撮りする女装姿の少年――どう見ても海君だった。

心臓が跳ねる。信じられない光景に、指先が震えた。
翌朝、我慢できずにスマホの画面を突きつける。

「これ、キミだよね?」

海君の目が見開かれる。
次の瞬間、何かが壊れるような音がした――。


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