形成外科と美容皮膚科の専門医であるもなみは、しばしばメディアからも注目される存在だった。そんな彼女の誰にも知られたくないやましい過去。その秘密を唯一握っているのが部屋の男たちだった。幾度となく彼女を呼び出しては、その弱みに付け込み、散々弄んできた。秘密を晒されたくないがために、もなみは不本意ながらも服従せざるを得なかった。どれだけ毅然と振る舞い、軽蔑しようとも、この男たちには本性を暴かれ、身の程知らずと罵られる。悲壮感の中、カメラの前で罵倒され侮辱されていくほどに、そこに酔いしれる自分がいた…。
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